アーム あーむ

指輪(リング)の、指にはめる“輪”の部分のこと。 婚約指輪や結婚指輪に採用される素材としては、プラチナ、ゴールド、ホワイトゴールドなどが一般的。形状は、ひねりを加えたものや、文様などの細工を施したもの、2連のものなど様々な種類があり、アームの内側に結婚記念日や2人だけのメッセージなどを刻印することも多い。

アクアマリン あくあまりん

緑柱石のうち、透明で淡い青色~青色の色調をもつ宝石のこと。3月の誕生石ともされる。

イエローゴールド(YG) いえろーごーるど

(純金に「銀」「銅」「パラジウム」などを一定の割合で配合した合金。純金に近い色合いをもつのが特徴。100%の純金は強度に難があり、そのままではジュエリーの素材として使いづらいため、ジュエリーで「ゴールド」というと、この「イエローゴールド」の合金を指すことが多い。

石座 いしざ

(空枠の)宝石をセットする部分のこと。 文字通り宝石が座るイメージ。台座についている爪が宝石を支えているところから、「爪座」ともいう。ほとんどの指輪が石座によって宝石を固定しているが、例外として、テンションセッティングという、アームの張力だけで石を支える方法もある。

石留め いしどめ

ジュエリー製造・加工の最終工程で、台座や金枠に宝石をセットする作業のこと。その主たる目的は宝石を枠にしっかりとセットすることだが、同時に枠のデザインと石留め部分を一体化させて枠自体や宝石そのものをより美しく見せるという目的もある。石留めには爪留め、覆輪(ふくりん)留め、芯留め、彫り留めなど、さまざまな手法がある。

インクルージョン いんくるーじょん

内包物という意味から転じて、宝石の内部に入っている液体、固体、気体などの異物。

ウェーブライン うぇーぶらいん

波のようにゆるやかな曲線をもつ指輪のデザインの一つ。やわらかで上品な印象を与えてくれるのが特徴。

AGL えーじーえる

「一般社団法人宝石鑑別団体協議会(Association of Gemmological Laboratories Japan)」の略称。宝石業界の健全な発展と消費者保護に貢献することを目的とした業界団体で、加盟する鑑定機関同士が情報交換、研究、共通課題の協議、調整等を行なうことでより公正な鑑定・鑑別の実施を促進している。

エタニティーリング えたにてぃーりんぐ

同サイズのカット石をリングの全周に途切れなくセットしたデザインの指輪。途切れることなく並んでいることから「永遠の愛の象徴」として結婚記念日や妻が母となった記念に、永遠の愛の誓いとして夫が贈る。石が一周している指輪を「フルエタニティー」、半周程度のものを「ハーフエタニティー」と呼ぶ。

エメラルドカット えめらるどかっと

エメラルドで一般的に施される四角型のカッティングのこと。コーナーが小さくカットされている場合が多い。テーブル面が広いのが特徴で、輝きよりも宝石の色や透明度を際立たせるために有効なカットといえる。

エンハンスメント えんはんすめんと

宝石が本来持っている潜在的な美しさを引き出す人的手段。その方法には無色のオイルやワックス、樹脂などで透明度や光沢をあげる「含浸処理」や余分な色を取り除き明るくし色を濃くする「加熱処理」、宝石表面の小さな孔に無色材を詰めてわからなくする「充填処理」などがある。

オープンセッティング おーぷんせってぃんぐ

1800年頃以降に流行りはじめた石留め方法で、石を台座に留めるとき台座に穴を開け光が通り抜けるようにする留め方。
反意語:クローズドセッティング

ガードル がーどる

ダイヤモンドの外周の“厚み”の部分。クラウンとパビリオンの境界を指す。ガードルの平面部分が薄いほどカットの評価があがる。

カット かっと

石の持っている性質や特徴などを最大限に引き出し、最も美しく見えるように切り落とし形状をつくる成形加工のこと。

カボション かぼしょん

宝石のカット方法のひとつ。宝石の表面を丸くカットしなだらかな曲線を作る。表面を磨くので美しい艶と光沢が出る。カットを施しても光の屈折できれいに反射しないような透明度の少ないオパールやトルコ石に用いられる。

かまぼこ かまぼこ

甲丸指輪の俗称で、その形がかまぼこに似ているためそう呼ばれている。

カラット からっと

宝石の重量単位。1カラット(記号ct)は200ミリグラム。カラットの語源はアフリカやインドなどで古くから使われてきた計量に使う重り「カロブ」からきている。カラットより小さい単位は「ポイント」といい、1ポイントは2ミリグラム。また金の純度を示す単位としても使われ、純金を24カラット(記号K、kt)とし、1カラットはその24分の1。18カラット(18金)は24分の18が純金であることを示す。

空枠 からわく

メインとなる宝石や真珠などがまだ入っていない状態の貴金属製の枠。留める石のサイズにあったものを選んで石留めする。キャスト製なので比較的廉価に作ることができる。

貴石 きせき

ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなど財法的・宝飾的な価値の高い宝石。硬度7以上で透明なものが多く「プレシャスストーン」ともいう。貴石より価値の低いものを半貴石(セミプレシャスストーン)といい、オパール、ムーンストーン、真珠などが含まれる。

屈折率 くっせつりつ

光線が物質の境目で変える方向の角度のこと。宝石は各種類ごとに固有の率を持っている。

クラウン くらうん

ダイヤモンドのガードルよりも上の部分。

クラック くらっく

宝石の内部に生じる割れのこと。結晶形成中のほか、結晶形成後の外部衝撃や温度変化によって起こることが多く、エンハンスメントする際の急激な加熱処理、急激なカットなどにもよる。

クラリティ くらりてぃ

宝石の透明度。ダイヤモンドに含まれる不純物の度合い。傷やクラックインクルージョン、などがあると透明度が落ちるので、その程度を表すことに使われる。

クローズドセッティング くろーずどせってぃんぐ

ダイヤモンド等を台座に留めるとき、石の裏側や側面を金属で覆った状態にする石留めの方法。1800年代半ばまではこの留め方が主流だった。
反意語:オープンセッティング

結婚指輪 けっこんゆびわ

結婚する男女それぞれ取り交わし身に着ける指輪のこと。起源は古代エジプト時代にまでさかのぼるといわれている。マリッジリング、ウエディングバンドとも呼ばれる。

研磨 けんま

天然石などを磨いて形を作ること。色の濃い石やオパールやターコイズなどの半透明や不透明の石は研磨のみのほうが多い。

甲丸 こうまる

結婚指輪などに多く使われる表面が丸くカーブしている指輪。

婚約指輪 こんやくゆびわ

婚約の記念として、男性が女性に贈る指輪のこと。起源は古代ローマ時代で、当時は婚約の証として鉄製の指輪を贈っていたといわれている。エンゲージリング、エンゲージメントリングとも呼ばれる。

芯留め しんどめ

片穴の真珠やさんごの石留めなどに用いられている技法。爪が見えない留め方で、細い芯(貴金属の線:直径0.7縲鰀0.9mm)に接着剤を塗り、そこに途中まで穴のあけた真珠などをセットして留める。

スクラッチ すくらっち

宝石の表面にできたひっかき傷。

センチメンタルジュエリー せんちめんたるじゅえりー

18世紀後半から19世紀にかけてイギリスやドイツ、フランスを中心にヨーロッパ各地で展開された文学・芸術などの精神運動「ロマン主義」の時代に、主にイギリスで流行したメッセージを伝えるためのジュエリーの総称。

つめ

宝石を枠に固定し保護する役割をもつもの。爪の位置や形などにはさまざまな種類があり、一般的によく使われる棒状の「並み爪」をはじめ、角の尖った宝石を守るために包み込むように留める「袋爪」。エメラルドカット石によく使われる「角爪」、宝石から外側に張り出した「鬼爪」、断面が三角形の「三角爪」、宝石全体を覆う「覆輪」などある。

爪留め つめどめ

石留め方法のひとつ。石留めのなかでもオーソドックスな方法で、宝石をあらかじめ設定した爪の先端で固定する。

天然(天然宝石) てんねん

研磨やカット以外に人的な加工手段が加えられていない宝石。エンハンスメントやトリートメントされた宝石と区分するときに用いる。
同義語:ナチュラル

トリートメント とりーとめんと

宝石の改変作業のことで、宝石の本来の性質とは無関係に人工的に宝石の色や外観を変えること。この処理後の宝石は天然石とは名乗ることができず「加工石」とされ資産的価値も低下する。

内包物 ないほうぶつ

インクルージョン。宝石の内部に入っている液体、固体、気体などの異物を指す。

ナチュラル なちゅらる

天然宝石のこと。または研磨カット以外に人的な加工手段が加えられていない宝石。エンハンスメントやトリートメントされた宝石と区分するときに用いる。同義語:天然(天然宝石)

フェデリング ふぇでりんぐ

12世紀から18世紀にヨーロッパで流行した、両手でハートを抱いたデザインのリング。「フェデ(fede)」はイタリア語で「信頼」や「忠実」の意味を持ち、夫婦の誓いを表現している。

覆輪留め ふくりんどめ

宝石を輪状の貴金属地金で覆う石留めの方法。この方法は戦国時代の鎧や馬具、刀の鍔などの縁を金や銀で飾る技法に由来し、爪留めより古くからある留め方。現在でもカジュアルなジュエリーの石留めによく用いられている。「伏込み」とも言い、職域では「目玉留め」とも言われている。

ポージーリング ぽーじーりんぐ

13世紀から18世紀のイギリスで流行したといわれる文字を彫りこんだ指輪のこと。指輪の内側には短い詩や愛の言葉、メッセージを彫りこみ、結婚指輪として交換したり記念日のプレゼントとして贈った。この習慣はヨーロッパ全土に広まった。

彫り留め ほりどめ

地板の穴座に宝石を仮置きし、タガネで石のサイズにあった穴を彫り、爪を起こして宝石を留める技法。彫り起こす方向や数、周囲のテクスチャーなどにより多くの留め方があり、貴金属加工のなかでも職人が10年かかって一人前といわれるほど高度な技術である。

マット仕上げ まっとしあげ

光沢のない指輪の表面を実現する研磨方法。表面に細かな凹凸を刻むことにより光を乱反射させることで、しっとり落ち着いた質感と鈍く光る輝きを表現できるのが特徴。「つや消し」、または梨のようにザラザラした質感から「梨地仕上げ」とも呼ばれる。

ミル打ち みるうち

指輪に枠に細かな玉模様を連続して彫り入れる手法のこと(ミルとはラテン語で「千の粒」の意味)。古くからジュエリーに施された装飾手法で、細かい粒がジュエリーに繊細さと豪華な印象を与えてくれるのが特徴。「ミルグレイン」ともいう。

メレダイヤ めれだいや

0.1カラット以下の小さなダイヤモンドのこと。センターストーンの周りを飾ったり、パヴェとして敷き詰めることで煌びやかな印象を増すことができる。

木目金 もくめがね

金属の色の違いを利用して木目状の文様を作りだす金属加工技術。「霞打ち」「たがやさん地」とも呼ばれ、海外でも[Mokume Gane][Mokume]として広く知られている。
さまざまな金属を高温で熱して溶かし付けたあと、金槌などで叩いて鍛える工程と、彫る工程を繰り返すことで、金属の表面に木目調の模様を浮かべることができる。刀のつばや装身具に使われる模様として江戸後期に技法が確立したが、明治の廃刀令以後、木目金の技術は一時衰退。近年「日本独自の金属加工技術」として再び注目されている。

指輪 ゆびわ

手や足の指に着ける環状の装身具のこと。貴金属や宝石を用いて作られている場合が多く、魔除けや契約の証という意味合いをもたせることもある。

4C よんしー

ダイヤモンドのグレードを評価する国際的な基準のこと。「Cut(研磨具合)」「Clarity(透明度)」「Carat(重さ)」「Color(色)」それぞれの頭文字であるCを取ってこう呼ばれる。GIA(米国宝石学会)が提唱し、ダイヤモンドの鑑定書が発行されている。

ラウンドカット らうんどかっと

外形が円形を示すカッティングの総称。真円でなくてもほぼ円形に見えるものであればラウンドカットといわれる。

リフォーム りふぉーむ

家族や親族などから受け継いだジュエリーや宝石を用いて、新しいデザインの婚約指輪や結婚指輪、ファッションジュエリーなどを作り、身に着けることで、世代を超えた家族の絆を表現できるジュエリーの活用法。リモデルとも呼ばれる。

リングゲージ(サイズゲージ) りんぐげーじ(さいずげーじ)

指輪の制作に際し、指の太さを知るために用いる道具。「サイズゲージ」とも呼ばれ、一般的には1号単位で大きさの違うリングが束状になっている。宝飾専門店やホームセンターで購入することもできる。また、オンラインショップなどではリングゲージを無料でレンタルしているところも多い。

ルース るーす

枠にセッティングされていない状態の宝石のこと。「裸石」とも呼ばれるが、すでにカットや研磨が施されているため「原石」とは異なる。ルースのみを販売しているところもあり、お守りとして持ち歩いたり、収集して楽しんだりすることもで

レアメタル れあめたる

さまざまな要因のため流通量が非常に少ない金属の総称。ブライダルリングに関するところでは、指輪の地金として日本で最もポピュラーであるプラチナもレアメタルに属するほか、最近ではチタン、タンタル、ジルコニウムといった素材も注目を集めている。レアメタルには耐久性や耐食性に優れ、金属アレルギーを起こしにくいなどジュエリーの素材として有益な点をもつものも多いが、素材の調達や加工の難易度の高さなどからデザインが限定されたり、サイズ直しや修理が困難な場合もある。

レディメイド れでぃめいど

既製品(ready-made)のこと。すでに商品として完成された状態のものを指すが、サイズ調整が必要だったり、在庫がなく取り寄せが必要だったりして、当日に持ち帰るのが難しい場合がある。

わく

宝石付きのジュエリーで、宝石以外の部分全体をさす言葉。もともと宝石をセットしない作りのジュエリーには用いない