・プロポーズで指輪を贈りたいけど用意するものがわからない
・お相手に喜んでもらえるプロポーズリングを探している
ファッションジュエリーの指輪とは異なり、何度も買い替えるものでないからこそ、本質・本物の結婚指輪・婚約指輪を選びたいと願うものです。
商品自体が本質・本物であることはもちろんですが、一生ものだからこそ、一生を考えたサービスを揃えているのか、人生の煌めく瞬間を気持ちよい接客をしているのかを選ぶ時の基準にした方がいいでしょう。
購入後、後悔しないように本質・本物の結婚指輪・婚約指輪を選ぶために事前に知っておいた方がいいことをお伝えします。
知ってからお店に行くことで、初めてのお店でも納得した指輪選びができるようになります。
プロポーズで渡す指輪は婚約指輪だけではない?
近年のプロポーズ実情
プロポーズといえば、
ダイヤモンドがついた指輪(婚約指輪)が入った箱ををパカッとして贈るイメージですが、近年では、プロポーズで婚約指輪の代わりに他のアクセサリーを贈ったり、指輪を渡さない場合もあるようです。
プロポーズをする際に必ずしも婚約指輪を贈らなければいけないというわけではありませんが、ゼクシィ結婚トレンド調査2022首都圏によると、「プロポーズがあった人」または「プロポーズをした人」のなかで一番多い贈り物は「婚約指輪」、次に「お花・花束」をプレゼントした(された)という結果でした。
また、2021年以降は婚約指輪の代わりに プロポーズ用の石(ダイヤモンドなど)やプロポーズリングなどの「プロポーズ専用アイテム」を活用してプロポーズをする人が増えてきているようです。
プロポーズ専用アイテムとは
いざプロポーズをしようと決めた時に一番最初に思い浮かぶのは「婚約指輪(エンゲージリング)」のことではないでしょうか。
プロポーズ決めた男性の悩みで多いのは
「婚約指輪をプレゼントしても断られたらどうしよう?」
「婚約指輪のデザインは気に入ってもらえるかな?」
「指輪のサイズがわからないけどどうしよう?」という思いです。
このような思いから「プロポーズで婚約指輪は必要ないのでは?」と思ってしまうのですが、そのような悩みを解決してくれるアイテムがプロポーズ専用アイテムなのです。
主に、婚約指輪の代わりとなる「プロポーズリング」や、ダイヤモンドのみでプロポーズをする際の「プロポーズBOX」のことをプロポーズ専用アイテムといいます。
プロポーズリングとは
プロポーズ専用アイテムのうちのひとつ「プロポーズリング」とは、婚約指輪を取り扱っているジュエリーショップが販売しているプロポーズ専用リングのことです。
見た目はさほど婚約指輪と変わらず、シルバー素材でシンプルな仮のデザインに選んだ本物のダイヤモンドを留めて、プロポーズ後にふたりでデザインやサイズを決められるプロポーズリングや、ダイヤモンドの代わりにダイヤモンドとよく似たキュービックジルコニア(人工石)が留められているシンプルなデザインのプロポーズリングが一般的です。
造りはブランドやショップにより様々ですが、お相手の指のサイズがわからなくてもしっかり指輪がはめられるように自由自在にサイズ調整ができる造りになっている場合や、後日ふたりでサイズやデザインを選べる場合が多いです。
プロポーズリングのメリット
プロポーズリングの最大のメリットは、
・サプライズプロポーズのハードルが下がる
・お相手の指輪のサイズや好みのデザインがわからなくてもプロポーズで指輪を贈ることができる
・プロポーズをしたいと思った時に、比較的すぐに用意ができる
・予算に応じたグレードのダイヤモンドをお相手に知られず相談、購入ができる
などがあります。
いろいろなパターンのプロポーズアイテムを使用した際のメリットは事例と合わせて後述します。
費用はおおよそ1万円~3万円
ブランドやショップにより異なりますが、プロポーズアイテムの費用は1万円〜3万円ほど。
プロポーズリングはこれから先長く身に着けるためというより、プロポーズの演出をサポートするために作られているので、婚約指輪に比べて手の届きやすい価格になっている場合が多いです。
そのため、素材は高価なプラチナやゴールドではなくシルバーが使われていたり、人工ダイヤモンドが使われています。
本物のダイヤモンドが留められるデザインの場合、プロポーズアイテムの費用にダイヤモンドの費用が追加となります。
プロポーズリングと婚約指輪の違い
見た目は婚約指輪と大きく違いはありませんが、正式な婚約指輪とは別物で、あくまでもプロポーズの際に一時的に婚約指輪の代わりとして使用されるアイテムです。
婚約指輪との違いは、「素材」「価格」「納期」です。
・素材
<婚約指輪> プラチナやゴールドなど長く使用することを前提とした素材
<プロポーズリング> シルバー比較的安価な素材
・価格
<婚約指輪> 10万円~
<プロポーズリング> 1万円〜3万円ほど、本物のダイヤモンドの場合はダイヤモンドの価格が追加
・納期
<婚約指輪> 数か月~半年
<プロポーズリング> 早ければ当日~数週間
プロポーズ用サービス ブランドの選び方と事例
それでは、プロポーズ用サービスを利用したいと考えたときにどこのジュエリーショップに訪れるべきなのでしょうか。
答えは簡単です。
それは、しっかりとしたプロポーズ専用のアイテムを持っているブランド・ショップであるかということです。
それが、ブライダルジュエリー専門店にはあります。
プロポーズ専用アイテムを使用した事例は大きく分けて4パターンあります。
① キュービックジルコニア(人工石)+プロポーズリング
② ダイヤモンド+プロポーズリング
③ダイヤモンド+プロポーズBOX
④ダイヤモンド+本物の婚約指輪
順番に事例を紹介いたします。
事例① キュービックジルコニア+プロポーズリング
先にキュービックジルコニアがセットされているプロポーズアイテムを購入して、プロポーズが成功したらお相手とお店に行って、おふたりで婚約指輪を選ぶサービスです。プロポーズに使用したプロポーズリングは記念品として形に残ります。
\ メリット /
・比較的安価にプロポーズアイテムの用意ができる
・プロポーズ専用のアイテムは指輪のサイズが自由に調整できるので、プロポーズの時にお相手の薬指に指輪を着けることができる
・婚約指輪を選ぶときにお相手の指輪のサイズをしっかり測ってから購入できるので、婚約指輪のサイズはぴったり合ったものが購入できる
・「プロポーズの時に婚約指輪は欲しいけど、変なデザインは嫌だ。自分でデザインを選びたい」というお相手の想いを叶えられる
・プロポーズ専用のアイテムはプロポーズの想い出の品物としてしっかり残る
といったメリットが挙げられます。
▽▼ キュービックジルコニア+プロポーズリングを使用したアイテム ▼▽
PLEDGE for WEDDING|NIWAKA
出典:NIWAKA
プロポーズを応援するスペシャルリング。大粒のダイヤモンドを思わせるクォーツの中央には、幸せを呼ぶ四つ葉のクローバーが現れるように、特別なカットが施されてる。ピンクゴールドのチャームには“誓い”を意味する“PLEDGE”の文字が刻印され、ふたりの未来への誓いを形にして贈ることができる。
プロポーズリング|ヴァンドーム青山
出典:ヴァンドーム青山
デザインは、婚約指輪のフォルムを象徴的にアレンジ。ダイヤモンドのカットをイメージしたシルバーのリングの中にキュービックジルコニアが揺れる、遊び心あふれるデザインが魅力。
事例② ダイヤモンド+プロポーズリング
先にダイヤモンドを購入して、プロポーズ専用のリングにダイヤモンドを留め、プロポーズが成功したらお相手とお店に行って、おふたりで婚約指輪を選ぶサービスです。選んだ婚約指輪に購入したダイヤモンドを留めてプレゼントできます。
\ メリット /
・プロポーズ専用のアイテムは指輪のサイズが自由に調整できるので、プロポーズの時にお相手の薬指に指輪を着けることができる
・婚約指輪を選ぶときにお相手の指輪のサイズをしっかり測ってから購入できるので、婚約指輪のサイズはぴったり合ったものが購入できる
・「プロポーズの時に婚約指輪は欲しいけど、変なデザインは嫌だ。自分でデザインを選びたい」というお相手の想いを叶えられる
・婚約指輪が完成したら、プロポーズ専用のアイテムのダイヤモンドがあった場所にカラーストーンを留めてもらえ想い出の品物としてしっかり残る
といったメリットが挙げられます。
▽▼ ダイヤモンド+プロポーズリングを使用したアイテム ▼▽
Smile propose ring(スマイルプロポーズリング)│銀座ダイヤモンドシライシ
出典:銀座ダイヤモンドシライシ
業界初、プロポーズ用にご用意した、台座つきのサイズ調整可能リング。サプライズプロポーズに最適な、女性にも男性にも喜ばれるリング。
プロポーズリング│アイズストーン
出典:アイズストーン
選んだダイヤモンドをシルバー製のプロポーズ用リングに仮留めし、リングケースとともに1週間程度で納品。リングのサイズをお選びいただくことも可能。
Propose pack(プロポーズパック)│ビジュピコ
出典:ビジュピコ
プロポーズ用リングの場合、女性の平均のサイズで作成。もしサイズが合わなくても、プロポーズ用リングにお留めした本物のダイヤモンドを後から選んだリングに留めてもらえるので安心。
事例③ ダイヤモンド+プロポーズBOX
ダイヤモンドを購入後、プロポーズ専用のBOXに入れてもらえ、箱パカでプロポーズができるアイテムです。
プロポーズが成功したらお相手とお店に行って、おふたりで婚約指輪を選び、購入したダイヤモンドを留めてプレゼントできるます。
\ メリット /
・プロポーズ専用のBOXにはメッセージプレートを用意することもでき、プロポーズの言葉を伝えにくい人にとっては、メッセージによって伝えることができる
・婚約指輪を選ぶときにお相手の指輪のサイズをしっかり測ってから購入できるので、婚約指輪のサイズはぴったり合ったものが購入できる
・「プロポーズの時に婚約指輪は欲しいけど、変なデザインは嫌だ。自分でデザインを選びたい」というお相手の想いを叶えられる
・プロポーズでもらった時のプロポーズ専用のBOXが想い出の品物としてしっかり残る
といったメリットが挙げられます。
▽▼ ダイヤモンド+プロポーズBOXを使用したアイテム ▼▽
Rose Box(ローズボックス)│エクセルコ ダイヤモンド
出典:エクセルコ ダイヤモンド
11本のバラは「最愛」の意味。10本のバラがセットされたローズボックスに誓いを託したダイヤモンドをセットすることで初めて11本のバラが揃い、パートナーに贈る「最愛」という意味が生まれる。
Propose with Diamonds(ダイヤモンドでプロポーズ)│ケイウノ ブライダル
出典:ケイウノ ブライダル
プロポーズ後にお相手の好みに合わせてリングやネックレスに加工可能。「サプライズがしたい」「ジュエリーのデザインは一緒に選びたい」そんな願いが叶う、新しいカタチのプロポーズ。
ダイヤモンドプロポーズコース│鎌倉彫金工房
出典:鎌倉彫金工房
お相手のリングサイズや好きなデザインに自信がなくても大丈夫。ダイヤモンドでサプライズプロポーズして、婚約指輪は後から二人でじっくり選べる。
事例④ ダイヤモンド+本物の婚約指輪
ダイヤモンドとプロポーズ専用の本物の婚約指輪の中から1本選んでプロポーズできるサービスです。
プロポーズが成功したらお相手とお店に行って、もしも同じ指輪でいい場合は、そのままでいいのですが、違うデザインがいいという場合は、差額を払って違うデザインの婚約指輪に変更できるというサービスです。
\ メリット /
・本物の婚約指輪でプロポーズができる
・異なるデザインにしたときには指輪のサイズをしっかり測ってから購入できるので、婚約指輪のサイズはぴったり合ったものが購入できる
・「プロポーズの時に婚約指輪は欲しいけど、変なデザインは嫌だ。自分でデザインを選びたい」というお相手の想いを叶えられる
といったメリットが挙げられます。
このようにいろいろなプロポーズ専用アイテムがあるので、ご自身に合ったものを選ぶことをおすすめします。
もちろん、お相手の好みのデザイン、指輪のサイズもばっちりわかっているという方にはこのようなサービスは必要ないかもしれませんが、プロポーズする側にもされる側にも負担が少なくメリットが多いサービスなので検討してみても良いと思います。
▽▼ ダイヤモンド+本物の婚約指輪を使用したアイテム ▼▽
パーフェクトプロポーズリング│アイプリモ
出典:アイプリモ
プロポーズで贈った婚約指輪をダイヤモンドはそのままに、サイズ調整はもちろん、パートナーのご要望に沿ったデザインのリングやネックレスに変更できるアイプリモオリジナルのサービス。
プロポーズリングプラン│Hamri ハムリ
出典:Hamri ハムリ
当日お持ち帰りできるプロポーズリングの中から、婚約指輪を選定できる。
プロポーズ 即納プラン│トレセンテ
出典:トレセンテ
トレセンテでは全てのプロポーズプランで指輪のサイズ直しが無料。パートナーの指に合わせてサイズ調整が可能。
プロポーズ専用アイテムを使用した事例④のように、本物の婚約指輪でプロポーズをしたいと考えたとき、注意したい点はジュエリーショップの接客者についてです。
婚約指輪を選ぶ時は「接客者」のここを見て
結論から申し上げますと、
「サプライズで婚約指輪を購入し、お相手の指輪のサイズが違っても、あとからサイズ直しができますよ。」と接客するお店からは購入しないことです。
「指輪のサイズ直しが気軽にできるから安心してください。」と言われるのは筆者からしたらNGです。
指輪のサイズ直しをするということは、
① いったん指輪を切ることになる
② サイズ直しをすると指輪の強度が弱くなるといった理由があるからです。
購入してすぐにサイズ直しをするということは、一生身に着けるものなのに、最初から強度を弱くすることになるだけではなく、結婚という結ばれる儀式なのに最初から「切る」ということが発生してしまうからです。
「指輪のサイズ直しが気軽にできるから安心してください。」というのは、ブランドのエゴでしかないと筆者は考えます。穿った見方ですかね…。
ブランドはできるだけ購入してほしいという考えから、「サイズ直しはできますよ。」とお客様を安心させるようにお話しするかもしれませんが、本当にお客様のことを考えた発言だと思えないのです。
もしも、そのブランドにプロポーズ専用アイテムがないのであれば、お相手と一緒に来店し、サイズをしっかり測って購入することをお勧めします。
あくまでもサプライズプロポーズでと考えるのであれば、「できれば綺麗に着け続けたい」というお相手の気持ちも考えた方がいいと思います。
だからこそ、指輪のサイズがわからないのであれば、 前述した「プロポーズ専用アイテム」を利用することをお勧めします。
まとめ
サプライズプロポーズでいろいろ考えて選んだ婚約指輪が、
プロポーズ当日にサイズが合わず、プロポーズの時にお相手の指に入らなかったという失敗はよく聞くものです。
プロポーズが成功したとしても、お相手から「本当はこんなデザインがよかった…」と思われるかもしれません。
「プロポーズで指輪を贈りたいけど用意するものがわからない」
「お相手に喜んでもらえるプロポーズリングを探している」という思いがある方は
一度、プロポーズ専用アイテムの用意があるブライダルジュエリー専門店へ相談しましょう!
購入後、後悔しない婚約指輪・プロポーズアイテムの参考になれば嬉しいです。
指輪選びの時間がよい思い出になりますように…♪