【婚約指輪のお返し】金額相場・人気アイテム・贈るタイミングまで徹底解説!

彼からもらった婚約指輪。お返しってしたほうがいいの?と迷ってしまう人も多いはず。

 

本記事では、お返しをするかどうかの考え方から具体的な相場、さらに人気のアイテムや渡すタイミングを解説します。
おふたりが納得のいく形を見つけるために、この記事を参考に検討してみてください。

婚約指輪のお返しは必要?昔と今の考え方

まずは婚約指輪のお返しが必要かどうか、そして昔からの伝統や現在の認識について深堀りしましょう。

婚約指輪のお返しはするのが普通?みんなはどうしてるの?

婚約指輪のお返しは、もともと結納の一環として行われてきた日本独自の慣習に由来するとされています。

 

かつては地域や家柄によって返礼品の内容が厳格に決まっていることもあり、お返しを贈るのが一般的でした。

 

しかし現在では、返礼品の内容も自由になり、婚約指輪のお返しが必須とされる風潮は薄れつつあります。

 

近年ではお返しを贈っている人はどのくらいのいるのでしょうか?

 

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、婚約指輪を受け取った女性のなかでお返しを贈った人が47.4%、贈らなかった人が46.1%という結果でした。

 

贈った人の割合の方がやや多い結果となりましたね。
贈らなかった人の中には「そもそもお返しを贈るということ自体知らなかった」という人も。

 

必ずお返しをしなければいけないという決まりはありませんが、婚約指輪を贈ってくれたパートナーにお返しを贈るとさらにふたりの絆も深まりそうですね。

結納返しとの違いとその背景

もともとは結納の一環として行われてきた婚約指輪のお返し。結納返しと婚約指輪のお返しはどのように違うのか見ていきましょう。

 

結納返しは伝統的な儀式である結納の結納品(結納金や品物)に対して、女性側が男性側へ品物を贈ることを指します。

 

一方で、婚約指輪のお返しは婚約指輪を贈ってくれた感謝の気持ちを込めて女性側が男性側へ品物を贈ることを指します。

 

結納返しと比べると婚約指輪のお返しはそれほど正式な場面ではないことが多く、当事者同士の話し合いで決定しやすい点が大きな違いです。

 

もともとは結納の一環として行われてきた婚約指輪のお返しですが、昔と比べて儀礼性が簡略化される傾向があるため、結納とは別のタイミングや形式で婚約指輪のお返しを準備するケースが増えています。

 

近年は結納を行わないカップルも多数出てきましたが、地域によっては伝統を重んじる風習が根強く残るところもあります。あらかじめ両家の希望や慣習を確認しておくとスムーズに準備を進められます。

 

婚約指輪のお返しの相場はいくら?半返しと呼ばれる理由

次に、婚約指輪のお返しの金額相場としてよく耳にする「半返し」の意味や実際の金額について見ていきましょう。

 

婚約指輪のお返しの相場として、よく「半返し」という言葉が取り上げられます。これは婚約指輪の価格の約半分を目安にお返しをする慣習を指しています。

 

ただし必ず半返しを行う必要があるわけではなく、実際には予算や個々の価値観によって大きく変わります。結婚の準備はほかにも出費が重なりやすいため、お返しの金額や品物については二人でよく話し合って決めるカップルが多いです。

実際の金額目安と予算の決め方

「 婚約指輪の平均相場は…43万円前後
 お返しの平均相場は…15万円前後 」

 

現代では、婚約指輪にかかる費用の平均相場は43万円前後ともいわれており、そのうちお返しの平均は15万円前後とするケースが多いようです。

 

中には半返しにこだわらず、女性側の負担を抑えるために相場を下回る金額で準備するカップルもいます。お互いの経済状況を踏まえつつ、無理のない範囲で予算を設定することがポイントです。

 

予算の決め方としては、まず相手が本当に望んでいる物や必要としている物をリストアップしていく方法があります。そのうえで、どの程度の出費が可能かを二人で話し合い、全体の新生活準備費用と照らし合わせてバランスよく決めると安心です。

強制ではない?相場を理解したうえで二人で決めよう

半返しという言葉はあくまでも一般的な目安であり、絶対的な義務ではありません。このため「周りがそうしているから」といって無理をする必要はなく、カップルそれぞれの考え方や生活スタイルを大切にすべきです。

 

お返しをどうするかで悩むときは、まず彼の意向を確認し、自分たちがどのような形で感謝を表したいかを話し合うことが重要です。お返しの額や方法は人それぞれなので、一番大事なのは二人が納得のいく結論に至ることです。

お返しとして選ばれている人気アイテム

婚約指輪のお返しには、毎日の生活で使いやすい実用的な品物や、記念として残るアイテムが選ばれる傾向にあります。

 

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、婚約指輪のお返しに選ばれるアイテムで一番多いものは「腕時計」という結果でした。

 

【婚約指輪のお返しで贈ったもの】
・腕時計…29%

・スーツ…13.8%
・カバン…9.7%
・財布…9.0%
・電化製品…4.8%
上記のほかに、洋服(スーツを除く)、靴、ネクタイピン、メンズアクセサリー、カフスボタン、筆記具、バイク・自転車、旅行券なども返礼品として選ばれています。

 

返礼品を選ぶときは、価格帯が大きく変動するアイテムも多いため、相手のライフスタイルや好みに合わせた商品選びが大切です。

 

ふたりで相談しながら選ぶと、贈られる側はもちろん贈る側にとってもより充実したお返しになります。返礼品選びの参考にしてみてくださいね。

腕時計:一番人気★特別な時を刻むギフト

腕時計は婚約指輪のお返しとして最も人気が高く、存在感のある記念品として長年重宝されてきました。特にブランドウォッチは高級感と実用性の両面が評価され、毎日の服装に合わせやすい点が魅力です。選ぶ際は相手の好むデザインや使用シーンを考えながら、機能性やメンテナンス性などにも目を向けるのがおすすめです。

スーツ・礼服:フォーマルシーンを彩る一着

結婚式やビジネスなど、フォーマルな場面で活躍するスーツや礼服もお返しの定番として人気を集めています。実用性に加え、オーダーメイドで仕立てることで身体にぴったり合った特別感を演出できるのがポイントです。長く愛用しやすいシンプルなデザインを選ぶか、相手の好みに合わせた色味や生地を選ぶかなど検討する楽しみもあります。

財布や革小物:長く使える実用的なプレゼント

財布やカードケース、ベルトなどの革小物は日常的に使いやすいため、お返しとして評価が高いアイテムです。なかでも耐久性のある上質な革製品は、使い込むほどに味わいが増し、特別な思い出とともに経年変化を楽しめるのが魅力です。ブランドや色合いの好みは人それぞれなので、選ぶ際にはさり気なく相手の好みをリサーチしておくと安心です。

旅行や体験型ギフト:二人の思い出を深める贈り物

形に残る品よりも、一緒に過ごす時間を充実させたいという考えから、旅行や体験ギフトをお返しに選ぶカップルも増えています。温泉旅行やレジャーチケットなど、お互いの好きなことを組み合わせれば、より深い思い出づくりにつながるでしょう。日程や場所を一緒に計画するプロセスもわくわく感があり、結婚までの時間をさらに盛り上げてくれます。

家電・デジタル製品:日常使いに嬉しいアイテム

最近では実用性に特化した家電やデジタル製品をお返しにするケースもあります。スマートウォッチやワイヤレスイヤホンなどのガジェットは、毎日の生活をより快適にしてくれます。二人で暮らし始めるタイミングで、新しい家電を贈り合うのも日常を彩る素敵なアイデアといえるでしょう。

 

お返しを贈るタイミングと注意点

お返しを贈るタイミングはカップルによってさまざま。
お返しをする時期については、結納や両家の顔合わせ食事会でまとめて行う方法が昔からのスタンダードです。しかし近年では、結婚式を目前に控えた時期や、特別なデートの際にサプライズとして贈るなど、柔軟な選択をするカップルも少なくありません。両家や相手の希望を尊重しながら、どのタイミングが二人にとってベストかを検討しましょう。

結納・顔合わせ食事会で準備する場合

結納や顔合わせ食事会は、両家が正式に婚約を確認し合う大切な場です。このタイミングでお返しも一緒に用意すると、両家に分かりやすく伝えられ、結納返しとの混同が少ないというメリットがあります。フォーマルな席だからこそ、包装やのしなどのマナーにも気を配り、落ち着いた形でお返しを渡すことが求められます。

結婚式前後で個別に贈る場合のメリット

結婚式前後で贈る方法は、比較的自由度が高く、サプライズ感を演出しやすいのが魅力です。また、式の準備が一区切りついたタイミングで時間をかけて品物を選べるため、相手により満足してもらえるギフトになりやすいでしょう。前撮りや新婚旅行など、特別なスケジュールと合わせて盛り上げるのも人気の方法となっています。

 

感謝の気持ちが伝わるものを探そう!

婚約指輪のお返しはあくまで感謝の気持ちを伝えるため。相手の希望や気持ちを汲み取りながらおふたりの納得のいく選択をしてくださいね。

婚約指輪のお返しは、必ずしなければいけないものではありませんが、パートナーのことを思って選ぶギフトは相手にも喜ばれますよね!どうすればいいのか迷ったらパートナーに相談して決めるのもおすすめです。結婚生活の第一歩としてふさわしいギフトを選んでみてくださいね。

 

 

——————————————–
▼記事執筆で参考にしたデータ
ゼクシィ 結婚トレンド調査2024
https://souken.zexy.net/data/trend2024/XY_MT24_report_06shutoken.pdf
——————————————–