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プロポーズをする時の贈り物や、婚約記念としてふたりで選ぶための婚約指輪(エンゲージリング)。以前から“婚約指輪の価格は給料の3ヶ月分”といわれていますが、実際のところどうなのでしょうか?
これから婚約指輪選びを始めるおふたりのために、婚約指輪の相場や価格を左右させるポイントをお伝えいたします。
婚約指輪の相場は?
婚約指輪の相場は…43万3000円
ゼクシィ結婚トレンド調査2023(首都圏)によると、婚約指輪の購入時の平均価格は「43.3万円」という調査結果でした。以前から“婚約指輪の価格は給料の3ヶ月分”といわれていますが、現代では給料3ヶ月分の金額で婚約指輪を購入する方は少なくなってきていると考えられます。値段に左右されず、お相手に贈りたいと思った婚約指輪を選ぶことが大切です。
とは言ったものの、やはり平均的な価格は気になりますよね。年齢により婚約指輪の相場も変わってくるようなので年代別の相場も参考にしてみてくださいね。
年代別の婚約指輪の相場は?
同調査によると、年代別の平均価格は、
・~20代前半:45.6万円
・20代後半:38.8万円
・30代前半:52.4万円
・30代後半~:47.5万円
という結果でした。
2023年の調査では、年代と婚約指輪の購入価格の相関性は見られず、個々の価値観に合わせて婚約指輪を購入している傾向があります。
婚約指輪の相場はオーダー・既製品で違う?
結論、オーダーか既製品かで婚約指輪の価格は大きく変わりません。
デザインを一から考えて作るフルオーダーの相場は「49.9万円」、デザインやダイヤモンドを組み合わせて作るセミオーダーの相場は「43.4万円」、好きなデザインから選んで購入する既製品の相場は「43.0万円」となっており、フルオーダーだからといってとても高価になるわけではないようです。
婚約指輪の価格はダイヤの量や地金(プラチナやゴールド)・デザインなどによって価格が大きく変わってきます。
婚約指輪の相場はデザインによって違う?
婚約指輪の代表的なデザインは「ソリティア」「メレ」「パヴェ」「エタニティ」の4種類です。
使われているダイヤモンドの量が違うことから、デザインによって金額も大きく変わってきます。それぞれのデザインの平均価格や特徴をご紹介します。
ソリティア
ソリティアの平均価格は「40.5万円」
ひと粒ダイヤモンドを4 ~ 6 本の立て爪で支えたシンプルなデザインで、婚約指輪の定番デザインです。外部から吸収した光を最大限に反射して輝くので、ダイヤモンドの魅力が存分に引き出されます。爪無しはベゼル・セッティングといいます。
メレ
メレの平均価格は「40.4万円」
0.2 ~ 0.1 カラット以下の小粒ダイヤモンドをメレダイヤといいます。メレは、同じ大きさとグレードのメレダイヤを、中央のダイヤモンドのサイドに配したデザインです。並べ方や数によって雰囲気が変わります。
パヴェ
パヴェの平均価格は「69.2万円」
フランス語で「石畳」という意味があるパヴェは、指輪の前部分やモチーフに、ぎっしりとメレダイヤを敷き詰めた豪華なデザインです。メレダイヤがあらゆる方向から輝きを放つので、華やかな光沢と存在感があります。
エタニティ
エタニティの平均価格は「37.5万円」
指輪のアーム部分全体にダイヤモンドを埋め込み、途切れずに並べたデザインです。エタニティは「永遠」の意味があり、永遠に続く愛を象徴します。フルエタニティは指輪全体、ハーフエタニティは指輪の前半分のみにダイヤモンドが配されています。
婚約指輪のデザイン別平均価格をご紹介しました。
デザインのほかにも婚約指輪の価格を大きく左右する要素として、ダイヤモンドの品質が関わっています。もちろん、品質が高ければ価格も高くなります。ダイヤモンドの品質は4Cという評価基準によって判定されています。
婚約指輪の価格を左右する「ダイヤモンドの4C」とは?
ダイヤモンドの4Cとは
「ダイヤモンドを選ぶ」という機会は、生涯でもそうそう多くありません。婚約指輪を購入するときに初めてダイヤモンドに触れたという方も結構いらっしゃると思います。でも安心してください!ダイヤモンドを選ぶのは、実はそれほど難しくないのです。
というのも、正規に取引されているダイヤモンドのほとんどはしっかり鑑定がされており、「グレード」が定められているからです。
このグレードは、Carat(カラット)・ Color(カラー)・ Clarity(クラリティ)・ Cut(カット)の頭文字をとった「4C」 と呼ばれ、ダイヤモンドの品質を測定する4つの観点を表しています。

Carat(カラット)
Carat(カラット)= 重さ
カラットは宝石の重さを表す単位で、1カラット=0.2g。よって本来はカラット数が大きいほど「重い」ということを意味するのですが、例えば実際に0.1g(0.5カラット)の違いを手の上に乗せて区別するのは難しいため、カラット数が大きいほど、宝石が「大きい」と考えて差し支えないかと思います。
Color(カラー)
Color(カラー)= 色
ダイヤモンドは、やはり無色透明の澄んだ輝きが大きな魅力の一つです。しかし、無色透明の石は希少性が高く、黄味がかった色が自然についているもののほうが割合が多いそうです。
こうしたダイヤモンドの色も専門家によって鑑定されるのですが、この評価はアルファベットDからZまでの23段階で等級づけされています。
まったくの無色を表すのが「D」「E」「F」
ほぼ無色を表すのが「G」「H」「I」「J」
わずかな黄味を表すのが「K」「L」「M」…と
「Z」に近づいていくにつれて黄味がかった色合いが濃くなっていきます。
また、「D」に近づくほど希少性が高い分、価格も高くなります。ただ一般的には、「D」~「G」の間では色の違いが肉眼では見分けづらいそうです。
Clarity(クラリティ)
Clarity(クラリティ)= 透明度
純粋であるということは、何事においてもそれだけで大きな価値をもちます。ダイヤモンドの鑑定においてもこの「透明度」が一つの指標となっており、以下のようなグレード分けがされています。
・FL フローレス
10倍の拡大で無傷
・IF インターナリー フローレス
10倍の拡大で微小な表面の内包物
・VVS1・VVS2 ベリー ベリー スライトリー インクルーデッド
10倍の拡大で発見困難な内包物
・VS1・VS2 ベリースライトリ―インクル―デッド
10倍の拡大で発見が多少困難な内包物
・SI1・SI2 スライトリ―インクル―デッド
10倍の拡大で発見が容易、肉眼では困難
・I1・I2・I3 インクル―デッド
肉眼で容易に発見できる
内包物の数や大きさ、位置などが評価基準ですが、実はこれも上記の「カラー」と同様、VS2以上のグレードであれば、内包物を普通の状態で、肉眼で確認することは難しく、輝きに与える影響も非常に小さいため、柔軟に考えたほうがよさそうです。
また見方を変えれば、内包物の数や大きさなども一つひとつに違いがあるため、それらは「世界に一つ」を表すダイヤモンドの個性とも捉えることができます。
Cut(カット)
Cut(カット)=全体的な形のバランスと研磨仕上げの状態
カットはダイヤモンドの全体的な形のバランスと、研磨の仕上げの状態を表しています。上記の3つ(カット、カラー、クラリティ)はダイヤモンドが産出された段階で自然に決定しているものですが、カットだけは人間の手によって変化させられる基準であるため、ダイヤモンド選びの際にはぜひ注目してみたいポイントです。
各グレードの判定基準はかなり専門的なのですが、簡単にいうと、グレードが高いほど光が石の内部でよりたくさん、そしてより綺麗に反射するカッティングがされているということです。
・婚約指輪には、本物のダイヤモンドを選びたい ・ふたりだけのダイヤモンドを探している ファッションジュエリーの指輪とは異なり、何度も買い替えるものでないからこそ、婚約指輪・結婚指輪の本質を理解し、[…]
予算とのバランスを考えながら品質の良い婚約指輪を!
婚約指輪の相場や価格を左右するポイントについてご紹介しました。
まとめると・・・
♥ 婚約指輪の相場が給料3ヶ月分はひと昔前のこと!現在は43.3万円が相場
♥ 婚約指輪の価格を大きく左右するのは、「デザイン」「ダイヤモンドの品質」
おふたりが何を重要視するかによって婚約指輪の選び方が変わりますよね。ダイヤモンドは経年変化することなくずっとお手元に残りますので、予算とのバランスを考慮し、より品質が良いものをお選びいただくのが後々の事を考えてもおすすめです。
ダイヤモンドの4つの評価基準「カラット」「カラー」「クラリティ」 「カット」を理解し、自分や大切な人と、お気に入りの一つを選んでみてはいかがでしょうか。
今後も結婚指輪・婚約指輪をお探しのみなさまにとって有益な情報をお伝えできるように記事は日々更新していきます!ぜひまた見に来てくださいね!
- 記事執筆で参考にしたデータ
ゼクシィ 結婚トレンド調査2023
file:///C:/Users/claire/Desktop/XY_MT23_report_06shutoken.pdf