普段使いしやすい婚約指輪のデザインや選び方

婚約指輪とは

婚約指輪はエンゲージリングとも呼ばれ、「婚約の証」として、男性から女性に贈られる指輪のことを指します。1粒のダイヤモンドをあしらった”ソリティア”という立て爪のデザインが長年愛され続けられている定番人気のデザインとなっています。

婚約指輪をつける期間

婚約指輪は、婚約期間中に身に着けるものとして、プロポーズから結婚式まで着ける指輪と周知されています。

 

しかし、実際は婚約指輪を身に着ける期間は設けられておらず、婚約指輪をもらった日からいつ身につけても問題ありません。

 

そうは言っても、婚約指輪の多くは高価なダイヤモンドがあしらわれており、普段使いするのはもったいない。普段のファッションに合わないから身に着けづらい。とタンスにしまい込んでしまう人が多いのが現状です。

 

婚約指輪を普段使いしている人の割合

〈調査結果〉
・結婚式など特別なお出掛けのときに着けている:50.0%
・ほとんど着けていない:18.4%
・普段のお出掛けのときに着けている:14.6%
・毎日ではないが気が向いたときに着けている:9.2%
・ほぼ毎日、日常的に着けている:6.8%
・その他:1.0%

 

2020年にゼクシィが実施した調査(※1)によると、
日常的に婚約指輪を身に着けている人の割合は全体の30%ほどでした。(14.6%+9.2%+6.8%=30.6%)

 

ライフスタイルによって日常的に身に着けることが難しい場合も多く、普段使いしていない方が約70%という結果でした。

ここからは普段使いしやすい婚約指輪をどのように選べばよいのか紹介します。

 

普段使いしやすい婚約指輪の選び方

石座(いしざ)が低いデザインを選ぶ

 

婚約指輪は、ダイヤモンドがより美しく輝くデザインの「ソリティア」が定番人気ですが、婚約指輪を普段使いするうえで、やはり気になるのはダイヤモンドの引っ掛かり。

 

ダイヤモンドの引っ掛かりが気になる方は石座の低い婚約指輪を選ぶことをおすすめします。

 

石座の低いデザインは、
・ソリティアの立て爪なし(埋め込みタイプ)
・ベゼルセッティング
・エタニティリング
の3種類。ひとつずつ紹介します。

ソリティアの立て爪なし(埋め込みタイプ)

ソリティアというと、ダイヤモンドが石座の爪に支えられているデザインが一般的ですが、立て爪タイプよりもダイヤモンドの高さが抑えられる「立て爪なし(埋め込みタイプ)」の婚約指輪は引っ掛かりが軽減され普段使いにおすすめです。

 

安定感がありつつも、ダイヤモンドの全周が覆われていないため光が入りやすくダイヤモンドの輝きが魅力のデザインです。

 

立て爪なし(埋め込みタイプ)の婚約指輪①

引用:ラザール ダイヤモンド

 

立て爪なし(埋め込みタイプ)の婚約指輪②

引用:銀座ダイヤモンドシライシ

 

ベゼルセッティング

ダイヤモンドを金属で包んで留めるデザインを「ベゼルセッティング」といいます。立て爪のデザインに比べ、引っ掛かりがなく、カジュアルなファッションにも馴染み、普段使いに最適なデザインのひとつです。

 

ベゼルセッティングの婚約指輪①

引用:ついぶ工房

 

ベゼルセッティングの婚約指輪②

引用:PAVEO CHOCOLAT 

エタニティリング

ダイヤモンドがリングの全周または半周を囲んでいるデザインを「エタニティリング」といいます。ファッション性があるため、ファッションリングとの重ね付けもしやすく、普段使いに最適なデザインのひとつです。

 

ファッションリングと重ね付けをしたい場合はお手持ちの指輪の素材(プラチナ・ゴールド等)と婚約指輪の素材をあわせると、より普段のファッションに馴染むのでおすすめです。

 

引用:YUKA HOJO

 

引用:EXELCO DIAMOND

 

結婚指輪と重ね付けしやすいデザインを選ぶ

セットリング

日常的に結婚指輪と婚約指輪の重ね付けをしたい場合は、結婚指輪と重ね付けしやすいデザインを選びましょう。

 

重ね付けしやすいポイントは、デザインに統一感があるかどうかです。

 

デザインの統一感がある婚約指輪を選ぶ場合は、結婚指輪とのセットリングがおすすめです。セットリングは一緒につけると結婚指輪・婚約指輪それぞれを引き立て合い、単体でも魅了的なデザインのものが多いです。

 

結婚指輪と重ね付けしやすいデザイン①

引用:銀座ダイヤモンドシライシ

 

結婚指輪と重ね付けしやすいデザイン②

引用:EXELCO DIAMOND

 

婚約指輪を普段使いする際の注意点

婚約指輪を外したほうが良いシーンを把握しておく

普段使いしていても、婚約指輪を外したほうが良いシーンは意外と多いもの。
シーンに合わせて臨機応変に指輪を外せるよう、普段から心がけておきましょう。ここでは婚約指輪を着用する際の注意点をご紹介します。

職場

一般的には、婚約指輪を職場につけて行っても問題はありませんが、着けていっていいかどうかは、職場によって変わってきます。医療関係や飲食関係、工場など手を使う職種の場合は安全面・衛生面を考慮して外したほうがいいことが多いです。

お葬式やお通夜などの弔事

お葬式やお通夜などの弔事の場面では、一般的に光沢のないシンプルな結婚指輪は着用可能ですが、婚約指輪などキラキラとした華やかなジュエリーはマナー違反となるので外しましょう。

こどもと触れ合うとき

子供と触れ合う場合は婚約指輪は外したほうが安心です。婚約指輪の爪が引っ掛かる場合や、突起部分でケガをさせてしまう恐れがあります。

海やプールなどのレジャー施設へ行くとき

婚約指輪に限った話ではありませんが、結婚指輪・婚約指輪は海などのレジャー施設へ行くときは外しておいた方が安心です。

海やプールなどの水中では、身体が冷えて収縮することで指輪が緩み、外れやすくなるため、紛失のリスクが高まるだけでなく指輪自体に変質が起こる場合があります。

 

婚約指輪を普段のファッションに取り入れて・・♪

この記事では、普段使いしやすい婚約指輪の選び方や婚約指輪をつける場合の注意点をご紹介しました。

婚約指輪は、夫婦にとって大切なもの。パートナーが贈ってくれた婚約指輪をしまい込んでしまわないよう、普段使いしやすい婚約指輪選びの参考にしてください。

 

 

——————————————–
▼記事執筆で参考にしたデータ
※1 ゼクシィ <結婚後、婚約指輪をどんなときに着けていますか?>アンケート調査結果
https://zexy.net/mar/manual/ring_info/engage_faq_article9.html
——————————————–