結婚指輪はこれまで、指に着けるアイテムとしてのイメージが一般的でした。しかし、仕事や家事など日常生活のシーンによっては「指輪を指に着けられない」「サイズが変わってしまった」という方も少なくありません。そんな方にとって便利なのが、結婚指輪をネックレスとして身に着ける方法です。
本記事では、結婚指輪をネックレスとして身に着ける場合のチェーン選びのコツやネックレスにするメリットやデメリットなどをご紹介します。自分のライフスタイルにあったつけ方を知ることで、思い入れのある結婚指輪を末長く楽しめるようになるでしょう。
結婚指輪をネックレスにして身に着けるメリット
「結婚指輪を買ったけど、職業柄つけられない。」
「サイズが合わなくなってつけられない。でも夫婦の絆でもある結婚指輪を肌身離さずもっていたい」と思っている方もいるのでは?
そんな方は、ネックレスとして結婚指輪を身に着けてみるのはいかがでしょうか。結婚指輪をネックレスとして身に着けるメリットはたくさんありますよ。
結婚指輪をネックレスとして身に着けることの最大のメリットは、指輪を着けられないシーンでも結婚指輪を身に着けることができるということです。
ここでは具体的なメリットを4つご紹介します。
指輪が着用できない場面でも結婚指輪を身に着けられる
結婚指輪をネックレスとして身に着けるメリット1つ目は、結婚指輪を着用できない場面でも身に着けられるということです。これはネックレスとして身に着ける最大のメリットとも言えますね!
結婚指輪が着用できない場面とは、
職業柄、結婚指輪を身につけられない場合(医師・看護師・介護士・調理師・料理人など)や妊娠・産後などむくみにより身体の変化がある場合、スポーツ・力仕事をする場合など、安全上着用を控えたほうがいいとされている場面です。
そのような環境でも、ネックレスなら身に着けても問題になりにくく、結婚指輪を身近に感じられます。さりげなく肌身離さず持っていたいと考える方にとっては、特に大きなメリットといえるでしょう。
指輪の紛失を防げる
結婚指輪をネックレスとして身に着けるメリット2つ目は、指輪の紛失を防げるということです。
家事・育児や力仕事・スポーツをする際は、結婚指輪を一時的に外すという方も多いはず。ネックレスにしておけば、「ここに置いておいたはずなのに、見当たらない…」という紛失を防ぐことができ、大切な指輪を失う心配を減らすことができます。
指輪を着け慣れない人でも結婚指輪を身に着けられる
結婚指輪をネックレスとして身に着けるメリット3つ目は、指輪を着け慣れない人でも結婚指輪を身に着けられるということです。
普段から指輪の着用に慣れていない方は、指輪が指にあることで違和感やストレスを感じてしまうことがあります。ネックレスとしてなら着脱が簡単で、指に負担もかかりません。そのため、いつも身に着けておきたいけれど指輪に抵抗があるという方も、結婚指輪を身に着けることができます。
結婚指輪のサイズが合わなくなっても着けられる
結婚指輪をネックレスとして身に着けるメリット4つ目は、指輪のサイズが合わなくなっても結婚指輪を身に着けられるということです。
指輪のサイズは、年を重ねたり体型の変化によって合わなくなることがあります。サイズ直しに出す方法もありますが、その度に費用や時間がかかります。ネックレスとして活用すれば、指輪のサイズを気にすることなく常に身に着けられ、サイズ直しを検討する際も急ぐことなく時間に余裕をもって検討することができます。
結婚指輪をネックレスにして身に着けるデメリット
結婚指輪をネックレスとして身に着ける場合、メリットだけでなくいくつかの注意点やデメリットも存在します。
主にデメリットとして考えられることは、
● チェーンと指輪がぶつかり合うことで摩擦が起き、指輪の内側が傷つくことがある
● 紛失したときに気が付きにくい
● 結婚指輪のデザインを存分に楽しめない
ネックレスとして身に着けると、チェーンによる摩擦で結婚指輪の内側に傷がつくことがあります。内側が擦れることにより刻印した名前や記念日などが薄れたり消えてしまうことがあるので注意が必要です。
また、視界に入りやすい指につける場合と違って、衣類の下にネックレスを身に着ける場合、チェーンが切れたり外れたりしたときに指輪の紛失に気が付きにくい可能性があります。
さらに、手を美しく見せるために作られたデザインをネックレスにすることで、本来のデザインを存分に楽しめないというデメリットもあります。
結婚指輪を常に“指”で着けることに思い入れを持っている場合は、あらかじめパートナーとしっかり話し合ってから決めるのがおすすめです。
結婚指輪をネックレスにして身に着けるには?
ここまで、結婚指輪をネックレスとして身に着ける際のメリット・デメリットをお伝えしました。
では実際にどのようにして結婚指輪をネックレスとして身に着けるのか、ネックレスのチェーンや指輪の選び方を確認してみましょう。
結婚指輪をネックレスとして身に着ける最もシンプルな方法は、お手持ちのチェーンに結婚指輪を通してネックレスにするという方法ですが、安易にチェーンに通すことはおすすめできません。なぜなら結婚指輪とチェーンの相性を考慮する必要があるからです。
結婚指輪をネックレスにするならどんなチェーンがおすすめ?
結婚指輪をネックレスとして身に着ける場合は結婚指輪との相性が大切とお伝えしました。ではどんなチェーンを選べばいいのでしょうか。
チェーン選びのポイントは、結婚指輪と同じ金属素材、耐久性がある素材を選ぶことです。
ポイントをおさえれば、デメリットで紹介した「傷がつく/紛失に気が付かない/デザインを楽しめない」を解消することができます。
結婚指輪と同じ金属素材のチェーンを選ぶと、見た目の統一感が得られるだけでなく素材の硬さも同じなので摩擦による傷が最小限に抑えられます。プラチナの指輪であればプラチナ製チェーン、ゴールドの指輪であればゴールドチェーンを合わせるといいでしょう。
また、チェーンの形状も注目ポイントです。シンプルで細めのチェーンは、結婚指輪を目立たせる効果があります。一方、太めで存在感のあるチェーンを選ぶと、ファッション性が高まる一方で、指輪の印象がチェーンに埋もれやすくなることもあります。
素材やデザインの多様性を求めるならば、ロープチェーンやあずきチェーンなど、丈夫かつ指輪を通しやすいタイプを選ぶのもおすすめです。汗や水に強い素材を選ぶと、日常使いでも安心して身に着けることができます。
\ おすすめはリングホルダーネックレス /
おすすめなのは「リングホルダーネックレス」といわれる指輪をネックレスとして着用するために作られたネックレス。指輪をネックレスチェーンに接続するパーツがあるため結婚指輪をしっかりキャッチし紛失防止にもなります。
出典:アトリエクラム【チェーン付き】リングホルダーネックレス
リングホルダーネックレスはどこで購入する?
結婚指輪をネックレスとして着用するための「リングホルダーネックレス」。
楽天市場などの通販サイトでも購入はできますが、購入するならジュエリー専門店がおすすめ。結婚指輪に合ったチェーンやパーツを取り扱う店舗やサービスを選ぶと、仕上がりに満足しやすくなります。
出典:アトリエクラム【チェーン付き】リングホルダーネックレス
こちらの商品を販売している「アトリエクラム」はオンラインショップの他、新潟県内に2店舗実店舗を構えており、お近くの方は実店舗で商品をみてから購入することもできます。
現在、リングホルダーネックレスを取り扱っているジュエリー専門店やブライダルリング専門店は多くないですが、ジュエリー専門店では、素材や長さ、形状の異なるチェーンが数多く用意されています。結婚指輪を持参すれば、デザインや色味を確かめながら似合うチェーンを提案してもらえるでしょう。
ネックレスにしやすい結婚指輪はどんなデザイン?
結婚指輪をネックレスとして身に着ける場合、ネックレスにしやすいデザインとそうでないものがあります。
これからネックレスにすることを前提として結婚指輪を購入する場合、結婚指輪のデザインを選ぶ際の注意点は、石が多くついていないフラットなデザインを選ぶことです。
石がたくさんついているデザインを選ぶと服に引っかかりやすいことや、石がチェーンを傷つけてしまうことがあり、日常生活で扱いづらいこともあるため注意が必要です。
●衣類の下に身に着けることが前提の場合
仕事中など衣類の下に身に着けることが前提の場合は「シンプルなデザイン」がおすすめ。シンプルな甲丸リングやフラットなデザインは、引っかかりが少なく傷にも強い傾向にあります。ネックレスにしても引き立つデザインを意識すると良いでしょう。
●指輪としてもネックレスとしても身に着けたい場合
指輪としてもネックレスとしても身に着けたい場合は、「首にかけたときに映える指輪のデザイン」を選ぶと、ファッションとしても身に着けやすくなります。
指輪を正面からだけではなく、360度いろいろな方向から見られるのがネックレスとしての特徴です。そのため、指輪のサイド部分にも凝ったデザインがあるものや、面取りがきれいなシンプルデザインのものは、首元で光を反射してより美しく見えるでしょう。
出典:EXELCO DIAMOND ダイヤモンド ジャーニー コンパス ローズ
ネックレスにしやすい結婚指輪の素材は?
ネックレスにしやすい結婚指輪の素材でおすすめなの「ハードプラチナ」です。
プラチナは耐久性が高く変色にも強いため、ネックレスとして身につけても輝きを保ちやすい素材です。中でもPt900やPt950などの合金タイプは機械的強度が増しており、日常使いにも適しています。
ゴールドの場合は、ホワイトゴールドやピンクゴールドをはじめとするカラー展開の豊富さが魅力です。18金は比較的傷が入りにくく、変色も少なめなので、ネックレスとしても安心して活用できます。
一方、シルバーは手頃な価格ですが酸化による変色が起こりやすい特徴があります。こまめなお手入れをすれば問題ありませんが、普段使いで放置しがちな方にはやや負担が大きいかもしれません。
結婚指輪をネックレスに!どんな人がおすすめ?
・職業柄、結婚指輪を指につけられない
・シーンによって結婚指輪を外す習慣がある
・夫婦の絆でもある結婚指輪を肌身離さず身に着けたい
という人におすすめです!
さまざまなライフスタイルに対応できるのがネックレスの魅力。普段指輪を身に着けられない方や、むくみや体調によって指のサイズが変化しやすい方は、リングホルダーネックレスをひとつ持っていてもいいかもしれませんね!
まとめ│結婚指輪をネッックレスとして身に着けよう!
大切な結婚指輪をいつまでも、どんなシーンでも身に着けたい方はネックレスを取り入れてみましょう。
〈結婚指輪をネックレスとして身に着けるメリット〉
・指輪の紛失を防げる
・結婚指輪のサイズが合わなくなっても着けられる
・指輪を着け慣れない人でも結婚指輪を身に着けられる
・指輪が着用できない場面でも結婚指輪を身に着けられる
〈結婚指輪をネックレスとして身に着けるデメリット〉
・紛失したときに気が付きにくい
・チェーンとの摩擦で指輪の内側を傷つけてしまうことがある
・結婚指輪のデザインを存分に楽しめない
⇒そんなデメリットを解消するアイテムは、
「リングホルダーネックレス」
リングホルダーネックレスとは、指輪をネックレスとして着用するために作られたネックレス
〈身に着け方に適した結婚指輪の選び方〉
・衣類の下に身に着けたい
⇒装飾が控えめなシンプルなデザインのもの
・指輪としてもネックレスとしても身に着けたい
⇒リングのサイド部分に凝ったデザインがあるもの
結婚指輪をネックレスとして使うことで、サイズが合わなくなったり、仕事でつけられなくなっても末永く結婚指輪を身に着けることができます。
注意する点としては、「指から外れている状態」をパートナーや周囲がどう受け止めるかも考慮する必要があります。互いの納得を得た上で着用スタイルを決めることで、より安心して結婚指輪を身に着けられるでしょう。