「婚約指輪はもったいない?」と悩むあなたへ。後悔しないための対策や指輪以外の選択肢をご紹介

結婚を考えたときに多くの人が直面するのが「婚約指輪購入の選択」です。

 

婚約指輪は本当に必要なのか、もったいないのではないかと悩む方は少なくありません。

 

費用や使用頻度を考えると、なかなか購入に踏み切れない気持ちもあると思います。しかし、大切な婚約記念品としての価値を感じる方も多いのが事実です。

 

本記事では、婚約指輪をめぐるさまざまな意見や実例、代替アイデアなどを紹介し、後悔をしないためのポイントを整理します。婚約指輪を買うべきか悩んでいる人のヒントにしてください。

 

婚約指輪を「もったいない」と感じる背景

婚約指輪に対して高い憧れを持ちつつも、実際には費用や使用頻度の面から婚約指輪を買うのが「もったいない」と感じる方が増えてきているようです。

 

まずはその主な理由を見ていきましょう。

費用の負担が大きい

婚約指輪もったいない-費用

婚約指輪に対する“もったいない”という感情は、多くの場合、費用の負担が大きいことが背景にあります。

 

ゼクシィ結婚トレンド調査2024年のデータによると婚約指輪の平均価格は43万円。決して安い金額ではないので、優先的に他の結婚準備費用に回したほうがいいかもという声も少なくはありません。高い買い物だからこそ、婚約指輪に対する価値をどのように見出すかが重要になりますね。

 

また、仕事の内容によっては、ダイヤモンドリングの華やかさが場にそぐわない場合もあり、付け外しの手間や紛失リスクも無視できません。加えて、結婚後は育児や家事の都合で指輪を外さざるを得ないタイミングが増えることが多く、結果的に“タンスの肥やし”になりがちです。

 

こうした状況ゆえに「本当にその価値があるのか」と考える方が一定数いるのは事実です。一方で、婚約指輪は一生に一度の特別な思い出として残る記念品でもあり、値段だけでは測れない付加価値があると感じるカップルも少なくありません。

憧れと実用性のギャップを感じる

婚約指輪に対する理想と現実

ネットやSNSで見る華やかな婚約指輪は、誰もが一度は憧れるものですよね。しかし、実際に身につけるとなると「仕事場で目立ちすぎるかもしれない」「普段のファッションに合わないかもしれない」などの不安が浮かぶ人も多いでしょう。

 

憧れて購入したものの、購入後に結局あまり使わなかったという経験を他のカップルから聞くと、購入を躊躇してしまうこともあるようです。

 

さらに、結婚前後のライフステージは目まぐるしく変化し、引っ越しや挙式準備など、他にも大きな出費が相次ぎます。婚約指輪はその中でも特に高額品であるため、先々の生活を考えると実用性を優先してしまい「もったいない」という感情をもつ方も少なくありません。

 

いらない派・いる派の意見とその理由

カップルの約7割が婚約指輪を購入している

 

婚約指輪の必要性をめぐっては、「いらない派」と「いる派」に分かれることが多く、それぞれに理由があります。

 

実際、統計的にも婚約指輪を購入するカップルはおよそ7割と言われますが、残りのカップルは様々な理由から購入を見送っています。いらない派・いる派それぞれの考え方を見ると、双方ともに筋の通った意見が存在するのがわかります。

 

「いらない派」は費用や実用性を強く重視し、生活への影響を最小限に抑えたいという傾向があります。一方、「いる派」は記念としての価値や将来の後悔を避けたいと考え、多少の出費をしてでも手元に残したいと思う傾向があります。

 

結婚後のライフスタイルやお互いの価値観は人それぞれですので、どちらの意見も間違いではありません。大切なのは、ふたりでしっかり話し合ったうえでお互いが納得できる結論を出すことです。

いらない派の視点:節約・普段使いの難しさ

「いらない派」の大きな理由の一つが、結婚後の生活にお金を回したいという考え方です。住宅や引っ越し費用、子育て資金など将来的に必要になるお金は多いので、指輪にかける費用を抑えたいと考えるのは自然な見方ですね。

 

また、華やかなダイヤモンドをあしらった指輪が、職種や普段の服装に合わないという意見も挙がります。仕事中にアクセサリーが着用できなかったり、育児や家事を行う中で婚約指輪が邪魔になってしまうこともあるでしょう。付け外しを頻繁に行うことによる外出先での紛失リスクもいらない派が気にするポイントです。

 

結果的に「せっかく買っても使わなくなるかもしれない」「お金がもったいない」と感じる人が多いのが特徴です。こうした現実的な意見は、昨今のライフスタイル変化に伴ってますます増加しているようです。

 

もし、普段使いがしやすい婚約指輪なら欲しい!と思っている方はこちらの記事も参考にしてみてください。

いる派の視点:一生ものの記念品や将来の後悔予防

「いる派」としては、婚約指輪は一度きりの特別な瞬間を形に残す大切な品物と考えています。

 

プロポーズと共に贈られた婚約指輪は生涯の宝物になりますよね。年月が経つほどに、その指輪を見るたびに当時の新鮮な気持ちやプロポーズの感動を思い出せると考える方もいます。何年経っても色あせない価値があるなら、高額でも後悔しないという考え方です。

 

また、最初はいらないと思っていたけれど、後になって欲しくなる場合もあります。

 

さまざまな物が高騰している今、貴金属の価格も上昇しています。「お金がもったいない」という観点では、こんなに高くなるなら婚約当時に買っておけばよかった・・なんてことも。そうした“後悔”を予防する意味でも、将来を見据えて購入を決める人がいるのは頷ける話ですね。

婚約指輪を購入しなかったカップルのリアルな声

実際に婚約指輪を買わなかったカップルが、費用面や価値観の合意などどんな理由で選択したのか、そしてその後どんな思いを抱いているのかを探ります。

 

婚約指輪を買わなかったカップルの多くは、やはり“もったいない”という気持ちが強かったと語ります。特に結婚式や新婚生活のスタートにはまとまった費用が必要なため、そこに充てる資金を重視した人もいました。

 

一方で、買わなかったことに対する後悔の声が出る場面も見受けられます。

 

たとえば友人が婚約指輪を身に着けているのを見たときに「キラキラしていて素敵だな」「ダイヤモンドジュエリーをひとつでも持っておきたかったな」と感じ、自分もやっぱり欲しくなるというパターンです。夫婦によっては、その後記念日などのタイミングで改めて婚約指輪を用意したという例もあります。

 

それでも後悔が全くないというケースもあります。夫婦間でしっかり話し合って「指輪より旅行や新生活の準備にお金を使う方が自分たちの幸せにつながる」という共通認識を持てた場合、購入しなかったことを前向きにとらえているようです。

指輪以外にもある? 婚約指輪の代替アイデア

婚約指輪の代わりに、旅行や体験型のギフトなど、他の形で記念を残すカップルもいますが、婚約記念品として何か形に残せるものを選びたいという人におすすめしたいのが、ダイヤモンドをあしらった婚約ネックレスです。

 

婚約指輪といえばダイヤモンド!せっかくならダイヤモンドを身に着けたいけど、婚約指輪は普段使いしにくいと思っている人も多いですよね。婚約ネックレスなら日常使いしやすく実際の満足度も高くなる傾向があります。

・婚約指輪より安価なことが多いので「高価すぎてお金がもったいない」を解決できる

 

・普段使いしやすいので「日常的に身に着けられないのに買うのがもったいない」を解決できる

 

・今後婚約指輪が欲しくなったときに、ダイヤモンドネックレスを婚約指輪にジュエリーリフォームができるものもある

 

比較的、価格も抑えられ、婚約記念品として形に残せるダイヤモンドネックレスを選択するカップルは近年増えてきている傾向にあります。

 

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婚約指輪への後悔を予防するための対策

婚約指輪は人生の節目を象徴すると同時に、大きな買い物でもあります。しばらくして「やっぱり欲しかった」「買わなければよかった」と後悔しないために、まずパートナーとしっかりコミュニケーションを取り、お互いの気持ちを具体的に言葉にすることが欠かせません。結婚生活が始まる前に互いの価値観を確認しておきましょう。

パートナーとの価値観をすり合わせよう

お互いの価値観を尊重するためには、遠慮や先入観を持ちすぎず本音を伝えることが重要です。婚約指輪がほしいかほしくないかだけでなく、将来的にどんな形で記念を残したいか、どんなメリットを感じているかを具体的に言葉にしてみましょう。

 

例えば、「特別な瞬間を分かりやすい形で残したい」「華やかなデザインが好きなので普段からつけたい」など、具体的な思いを共有すると話がスムーズに運びます。話す中でお互いの意外な希望が分かり、折り合い点が見えてくることもあるはずです。

 

また、SNSの投稿や周囲の反応を気にしすぎると、自分たちに合った選択から離れてしまう恐れがあります。流行や人の意見を踏まえつつも、最終的にはふたりが納得できる選択を優先することが大切です。

こんなときどうする?

彼に婚約指輪を買うのはもったいないと言われたら

 

彼が婚約指輪に対して“もったいない”と考える背景には、将来の支出や日常的な使い道を心配している場合が多いです。まずはその考えを否定せず、共感や理解を示したうえで、どういった理由でもったいないと感じるのか聞いてみましょう。

 

意識しておきたいのは、「婚約指輪=高額ダイヤモンドリング」という固定観念を外してもらうことです。ダイヤモンドのサイズやグレードによって価格を抑えられるものもあるので、もし彼が本当に予算の面だけを気にしているなら、選べるデザインや素材の幅を一緒に調べてみるのもよいでしょう。適正な予算内で納得できる指輪を見つけることで、“もったいない”という感覚を和らげられるかもしれません。

彼女に婚約指輪はいらないと言われたら

 

彼女が婚約指輪をいらないという理由には、節約思考で遠慮している場合や普段から指輪を身につける習慣がないなど、実用面を重視した考えが大きい場合があります。まずはその意見を真摯に受け止め、なぜほしくないのか彼女の本心を聞いてみましょう。

 

女性の中には「例えばネックレスなど、別の形で思い出を残したい」という方もいます。結婚指輪と重ね付けしにくい、普段使う機会が無いなどの理由があっても、ネックレスであれば日常的に身に着けやすくなるかもしれません。

 

また、もし男性側が婚約指輪を準備したいと思っているならば、その気持ちを正直に伝えることも大切です。形ではなく気持ちを重視されているなら、サプライズや手紙など別の方法で想いを伝えることも検討してみてください。

婚約指輪は本当に“もったいない”のか? 二人に合った選択を

婚約指輪に対する価値観や考え方は人それぞれです。最終的には二人が納得のいく結論を得られるよう、情報をしっかり集めて後悔のない選択をすることが大切です。

 

婚約指輪を“もったいない”と思う気持ちは、このご時世自然な考えなのかもしれません。費用や用途をシビアに捉えるあまり、結婚後に指輪を購入しなかったことを心残りに思う人もいれば、逆に購入して使わなくなって後悔する人もいます。

 

だからこそ、事前に十分な情報を集め、二人の意見をすり合わせておくことが重要になります。結婚後のライフプランや趣味、仕事の都合とも照らし合わせ、指輪以外の記念品の可能性も検討してみましょう。

 

伝統や周囲の意見に流されすぎず、おふたりのこうしたい!という気持ちを大切にしながら、後悔のない婚約指輪選びをしてくださいね。