指輪・お店選びの前に

指輪の素材いろいろ

指輪の素材いろいろ

現在、日本で一番人気があるのがプラチナ。白い輝きがいつまでも続くということと、ダイヤモンドとの相性が良いということで、特に婚約指輪の約9割がプラチナ。結婚指輪でも8割弱を占めているようです。
プラチナについで人気の素材が金(ゴールド)。いわゆる金色のイエローゴールドをはじめ、ホワイトゴールド、ピンクゴールドなどのバリエーションがあります。
その他、装飾用として古くより愛用されてきたシルバーや、最近ではレアメタル(希少金属)に分類されるチタン、タンタル、ジルコニウムなどの素材で指輪を作ることもできるようになりました。

素材を表わす略式・数字いろいろ

Pt プラチナ
WG ホワイトゴールド
YG イエローゴールド
PG ピンクゴールド
Sv シルバー
Ti チタン
Pd パラジウム

指輪を探し始めて多くの人が一度はとまどう、素材の略称と数字の表記。
たとえば、「Pt900」や「K14」といったアルファベットと数字の組み合わせをよく目にするかと思います。
一見難しそうですが、実は覚えてしまえばとても単純!以下に主な略称と数字の表す意味を簡単にご説明します。

■「Pt950」などの3桁の数字:この数字は、プラチナやシルバーの「純度」を千 分率で表したもの。つまり「Pt950」とは「プラチナの 純度が950/1000=95%」 という意味になります。 プラチナは硬度が低くそのまま指輪にするにはやわらかすぎる為に、 より硬い金属のパラジウムやルテニウムを混ぜることで、 硬度を高めることが一般的です。 しかし「pt999」「pt1000」という高純度のプラチナ素材で作られた指輪も 存在しており、純度の高さから清廉潔白なイメージをアピールして 売り出されている場合があります。 特殊な例ですが、当サイトに掲載されている【パイロットブライダル】は 硬化純プラチナ素材「Pt999」を利用していますが、特許技術によって pt999でもpt950と同程度の強度となっているそうです。

■「K18」など「K+2桁の数字」:例えば金でできたジュエリーなどに刻まれている「K18」。この「K」は「Karat(カラット)」の頭文字で、金の「品位」(純度)を表しています。

ちなみに、ダイヤモンドなどの重量を表す「carat(カラット)」とはまた別の単位ですが、 語源はどちらも同じ(「カロブ(いなご豆)」)なのだそうです。
さらに、金はその純度を「24分率で表す」という決まりがあります。ゆえに「K18」とは「金の純度が18/24=75%」ということになります。
このように計算すると「K14」は純度が58.3%、「K10」は41.7%。「K10」はすでに半分以上が金ではない、ということが分かりますね。

辻のワンポイントアドバイス!

上記のように「K」が「金」の意味ではない、ということは覚えておいて損はないかと思います。
ちなみに、ダイヤモンドの重量を表す単位で「carat(カラット)」というものがありますが、これと「Karat」は別ものです。ただし、語源はどちらも宝石の取引に使われていたという「カロブ(いなご豆)」からきています

指輪の各部の名称

指輪のパーツの呼び名は、覚えておくと下見の際などに希望を伝えやすく便利です。
①肩②爪③石座④腕(シャンク)
体の部位に例えた名称が多いのが特徴ですね。
他にも専門的な用語が出てくることがありますが、その際は用語辞典をご活用ください!

岡本のワンポイントアドバイス!

④腕の部分は“アーム”と呼ばれることもありますが、これはいわゆる「和製英語」で、どうやら日本だけの表現のようです。ちなみにイギリス(ブリティッシュイングリッシュ)では“フープ”と呼ばれています。

婚約指輪と結婚指輪は同じ店で買うもの?

別々のお店で買っても全く問題ありません。ただ、同じお店だとサイズを測りなおす手間が省けたり、店員さんも自分たちの好みを把握してくれていたり、一緒に買うことで割引サービスがあったりと、メリットがたくさんあります。

指輪はいろんなお店で買えます!

指輪が買えるお店はさまざま。
主なお店の種類は、

  • ①ジュエリーブランドの直営店
  • ②ブライダルリング専門店(セレクトショップ)
  • ③宝石・貴金属店
  • ④デパートの宝飾品売り場
  • ⑤ネットショップ(ECサイト)

などがあります。